性能が高いファイアウォールについて

ウイルスを的確にブロック

otセキュリティで脆弱性から守る

time 2023/02/18

otセキュリティで脆弱性から守る

パソコンではもしもセキュリティに問題があった場合、最新のウイルス対策ソフトを導入して定義ファイルをアップグレードしたり、オペレーティングシステムのパッチを適用させるなどの手段があります。一方、産業用ロボットでは、それらの対策が思うように行かないことがほとんどです。独自のオペレーティングシステムを使用していることからウイルス対策ソフトの開発が難しいほか、使用されているフラッシュメモリの容量に限界がある場合もあります。パソコンならばディスクを増設することが可能ですが、産業用ロボットの場合はそれができない場合もあります。

そんな時にパソコンのように1台で全てを完結するのではなく、他の施策も含めた総合的な手段で脆弱性から守るのがotセキュリティです。これまで産業用ロボットでは脆弱性が発見された際に、外部からのアタックで動作が停止してしまったり、保存されていた設計図など機密事項を含んだデータが暗号化され復元のために金品を要求されたという事件がありました。ここで産業用ロボットのみで脆弱性を解決するのが不可能で、他の分野を含めたotセキュリティが求められました。例えばダイレクトに外部のネットワークには接続せず、最新のシステムの中継サーバーを経由することでそれがファイヤーウォールの役割を果たしたり、可能な限りオフラインでデータをやりとりするなど運用面での取り組みも行われた結果、被害を未然に防ぐことが可能となりました。

otセキュリティではジャンルを超えて、複数の方法を取り入れることが重要です。

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